人生を諦める

幸せになるには、
「人生を諦めること」が大切です。

人生 諦める

「エッ!?」
「幸せになりたいのに、諦めろ」と言うんですか、と
 思われた方が多いかと思います。


現在では「諦める(アキラメル)」は

希望や見込みがないと思ってやめる・断念する、という意味で
使われていますよね。
しかし、本来は仏教からきた言葉で、
「諦観(たいかん)」
アキラカに観るという意味です。
「人生諦める」というのは、

「人生をアキラカに観ましょう」という、
とってもポジティブな言葉なんです。


そこで自分が『人生をアキラカに観る眼』を持っているかどうか、

気になりますね。
日常の一コマを例に確認してみましょう。

たとえば、朝、会社の会議があって、
人身事故により30分遅刻してしまった時

上司にあなたは何と言いますか?

a)「申し訳ありません。間に合うように家を出たのですが、
人身事故があり遅れました。」

b)「会議に遅刻し、申し訳ありません。
今後このようなことがないよう気をつけます。」

どちらも謝っているので良いように感じます。
ところが、a)とb)に大きな違いがあります。
どちらも遅刻をした直接的な原因は人身事故が起こったことですね。
ここで注目なのはa)とb)が上司に何を伝えているかということ。

a)さんは、“人身事故があり遅れました”という【言い訳】
b)さんは、“今後このようなことがないよう気をつけます”という
【反省】を伝えているのです。

実は同じ方向から会社に向い、会議に間に合ったCさんがいました。
bさん、Cさんとも遅刻であれば、人身事故が理由付けとなりますが、
Cさんが間に合い、なぜbさんは遅刻となったのでしょうか?
b)さんが事前にアクシデントも考慮して1本早い電車に乗っていたら、
Cさんのように
間に合っていたのです。
人身事故が起こらなければ、bさんも間に合っていたでしょう。
しかし、人生の中で失敗が起きた時、自分の外に原因を見るか、
自分の中に原因を見るかで、2度目に同じことが起きた時の結果は
変わってゆきます。

失敗した時、くじけそうな時、
言い訳を探すか、自分の行動を反省して変えてゆくかで
人生は良い方向へと傾いていきます

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする